軽貨物運送業ってどんな業界なのでしょうか?
業界団体や業界を取り巻く環境を解説していきます!!!
軽貨物運送業の事業者数
現在、軽貨物の事業者数は、全国で約25万者です。
県別で見ると、東京の2.9万台が最大です。
次に大阪と考えると、やはり首都圏での軽貨物の需要がすごく高く、事業者が多いことがわかります。
それは、宅配による需要が多いためです。
ですので、基本的には人口の比率によって、事業者の比率も同じように多くなります。
軽貨物運送業の市場規模
現在、トラック運送業の市場規模は、約13兆円と言われています。
これは、大型トラックや牽引トラックなど含めた、すべてのトラックの市場規模です。
現在、軽貨物事業者が25万者で、基本を1台と仮定して、1台の平均が約30万円前後稼いでいると仮定すると1年間で約1兆円ということがわかります。
おそらく、1台ということもないですし、30万円以上稼いでいる車も多いと思うので、実際には、1兆円〜1.5兆円くらいかなという感じでしょう。
一般貨物のトラックと比較すると少し小さな市場と言えるかもしれません。
ただ、一般貨物には、大型トラックから1tトラックまで幅広いこと、車両価格が高いことを考えると、極小の市場ではありません。
業界団体などについて
一般貨物のトラックには、いわゆる業界団体と呼ばれる大きな団体があります。
このトラックは、全国にも協会があり、支部としても動いています。
過去は、青年部などもしっかりと機能していましたが、高齢化により年齢は高くなりつつあります。
(青年部なのに、青年じゃないというケースも。。。)
それでは、軽貨物にはこのトラック協会のような団体はあるのでしょうか?
これまでいつかの団体が立ち上がりかけたことはあるのそうなのですが、実際にこの業界を支援する団体はありません。
その代わり、さまざまな組合やグループが独自に発展を遂げてきました。
これからも、ラストワンマイル、宅配と呼ばれるジャンルは発展を遂げていくことを考えると、業界団体が発展していくことは考えられます。
協会に関してはこれからも注目していきましょう。
県別の軽貨物運送業事業者数
札幌 | 6648 |
函館 | 857 |
旭川 | 1725 |
室蘭 | 818 |
釧路 | 696 |
帯広 | 1003 |
北見 | 681 |
計 | 12428 |
青森 | 1603 |
岩手 | 2467 |
宮城 | 4223 |
秋田 | 2022 |
山形 | 1356 |
福島 | 3103 |
計 | 14774 |
茨城 | 4568 |
栃木 | 3201 |
群馬 | 2784 |
埼玉 | 14826 |
千葉 | 14915 |
東京 | 29145 |
神奈川 | 17476 |
山梨 | 1501 |
計 | 88416 |
新潟 | 3516 |
富山 | 1510 |
石川 | 2016 |
長野 | 4836 |
計 | 11878 |
福井 | 1092 |
岐阜 | 3448 |
静岡 | 6854 |
愛知 | 10240 |
三重 | 2840 |
計 | 24474 |
滋賀 | 2430 |
京都 | 4954 |
大阪 | 23925 |
兵庫 | 9465 |
奈良 | 2617 |
和歌山 | 1648 |
計 | 45039 |
鳥取 | 1026 |
島根 | 1430 |
岡山 | 4356 |
広島 | 6522 |
山口 | 2551 |
計 | 15885 |
徳島 | 1566 |
香川 | 2353 |
愛媛 | 3127 |
高知 | 1492 |
計 | 8538 |
福岡 | 9676 |
佐賀 | 1358 |
長崎 | 2963 |
熊本 | 3102 |
大分 | 2012 |
宮崎 | 1781 |
鹿児島 | 3245 |
計 | 24137 |
沖縄 | 1455 |
総合計 | 247024 |
2014年3月末時点